知人の離婚から学んだ離婚の辛さ

私の知人が1年ほど前に離婚をしました。彼は元々体が弱く持病があったため、出掛け先で具合が悪くなると私や別の友人知人が彼を自宅まで送ったりすることが多々ありました。

それは自分の知人ですからそのことが特に重荷になっているということはなかったのですが、彼が結婚をすると聞いた時はこれからは奥さんが彼を支えてくれるだろうと安心していました。

ところが、結婚してまだ1ヶ月も経っていない頃に彼から迎えに来て欲しいと連絡がありました。職場から帰宅している途中で体調が悪くなったとのことでした。私は思わず「奥さんは?」と聞きました。

しかし、彼は奥さんに連絡をしても返答がないというのです。私は彼を迎えに行き、奥さんと暮らしている新居まで送り届けました。その新居まで到着した時、家の中は暗く部屋の中へ入っても人の気配はありません。

奥さんは留守でした。私は奥さんが帰宅してから帰った方がいいと判断ししばらく奥さんの帰宅を待っていたのですが、1時間以上経過しても奥さんは帰って来なかったので仕方なくその日は彼を置いて先に帰ることにしました。

後日彼にその後の様子を聞いてみたところ、あれからすぐ奥さんは帰宅して今はよく面倒を見てくれているということでしたから私はひとまず安心をしました。

ところがそれからしばらく経った頃、また彼から迎えに来て欲しいと連絡があったのです。

またもや職場からの帰宅途中で体調が悪くなったとのことで状況はあの日と全く同じでした。

そして私は彼を迎えに行き自宅まで送り奥さんの帰宅を待ちましたがその日も奥さんが帰ってくる気配はありません。私は奥さんについて彼に問い詰めました。

最初は黙っていましたが、そのうち彼が奥さんについて話し出しました。奥さんは、大の酒好きとパチンコ好きでほぼ毎日夜中まで飲んでいるというのです。

朝帰りも珍しくないと。彼が奥さんにいくら注意をしても改善されないというのです。

私は何も言えずその日もその場を後にしましたが、それからも状況は変わらずむしろ彼の持病は悪化してしまいました。奥さんが相変わらず帰ってこないある日の夜中、彼から一緒に寝てもし自分が朝目を覚まさなければ起こして欲しいと頼まれました。そしてその夜、彼から離婚したいと聞きました。

私も彼の意思を尊重し、彼は奥さんに離婚届を渡しましたが奥さんはなかなか承諾せず結局離婚裁判まで発展してしまいました。

結果、離婚は成立しましたが離婚が正式に決まった時に彼は私に言いました。

奥さんと暖かい家庭を築きたかったと。私は、彼の発言を聞いて離婚することの辛さを改めて痛感した気がします。